1日30分睡眠のショートスリーパーの堀大輔さんが、2019年7月12日(金)24:30から日本テレビで放送された「新・日本男児と中居」に出演されました。
30分睡眠の堀大輔さんがかかげる睡眠理論や、23時間30分起き続ける生活に対する、中居正広さんの反応はどんなものだったのか。
番組放送の様子を、3時間睡眠のショートスリーパーである私がご紹介します。
ゲストは、お笑いタレントの清水圭さん、Amazonビジネス書ランキング1位を記録した「動画2.0」でおなじみの明石ガクトさんです。
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30分睡眠のショートスリーパー 堀大輔さんの経歴
国民的大スター中居正広さんの冠番組「新・日本男児と中居」で特集された、30分睡眠のショートスリーパー堀大輔さんとはいったい何者なのでしょう。
18歳で高校を卒業してから、1年ほど音楽活動をし、その後、油絵画家として喫茶店に飾る風景画や壁画などを描く。
画家としてのセンスを買われ、ギター製作会社の立ち上げのメンバーとなり、3年間ルシアー(ギター製作職人)として活動。
ギター工房を辞めた後、3年弱ほど、化学機械製作会社にて設計の仕事を行い、NHK「ためしてガッテン」に速読の達人として登場したのをきっかけに、独立。
以上のように節操なく様々な活動に手を出したことに加え、もともと1日8時間睡眠だったこともあり、時間が全く足りない状態に。
そこで、18歳から始めた睡眠の研究をもとに、25歳から短眠に挑戦し、2ヶ月で睡眠時間45分以下のショートスリーパーに。
この経験をもとに、過去8年間、1000人以上の受講生の指導を行い、政治・医学・財界など優秀な人材を多数排出している睡眠研究のプロフェッショナル。
睡眠に関する本も出されており、最新の著書はこちら。
30分睡眠ショートスリーパーvs中居正広
堀大輔さんの睡眠理論に中居正弘さん驚愕
堀大輔さんは1日30分睡眠の生活を10年続けていますが、睡眠の研究を始めた当初、キリンが20分睡眠であることを知って、23時間40分も1日に時間を使えることが羨ましかったとのこと。

取材中のディレクターが、二度寝をしてしまうという悩みを打ち明けたところ、「その生活では野生生活で生きていけない」と喝破されてしまいます。

キリンに憧れていたというだけあり、堀大輔さんの睡眠理論は、動物の睡眠を徹底的に研究したことが元となっているようです。
我々人間にとっては、もはや何の不思議でもない「眠たくてパフォーマンスが発揮できない」という事態も、動物世界では有り得ないことだと主張する堀大輔さん。

そんな睡眠理論を目の当たりにして、中居さんは「野生の中で生活することなんてないから…」とツッコミを入れ、笑いが起きたスタジオでした。
ここで3時間睡眠のショートスリーパーである筆者の補足を入れると、堀大輔さんは、当たり前ですが、「野生生活に戻ったら困りますよ」と言いたいわけではありません。
もともと人間も野生の中で生活していた中で、他の動物の気配を感じて目が覚めた時に、寝起きが悪いなどと言ってダラダラ行動していたら、とっくに滅びているし、眠気についても同様だと。
現代社会に生きる人間、特に多くの日本人は、本来持っていた睡眠の習慣、力が失われつつあることを主張しているのです。
他の動物が襲ってくるわけでもない現代において、昔の習慣が失われるだけなら何も問題ないですが、実際に、スッキリ起きられない、日中に眠くて困る、という具合に、生活に支障が出てしまっています。
睡眠の専門家や研究者、メディアのミスリードにより、これらの悩みは、睡眠時間が短いせいだ!と多くの人が信じていますが、本当の問題は、このような二度寝などの悪癖にあるということを、堀大輔さんは日々主張しているわけです。
野生のくだりがテレビ的に面白かったのか、だいぶ真意から遠ざかる編集となっていましたね。
二度寝がもたらす恐ろしいデメリットと、二度寝をやめて得られる絶大なメリットはこちらでも紹介しています。
堀大輔さんの1日のスケジュール
1日30分睡眠の堀大輔さんの驚愕のスケジュールがこちらです。

注目すべき睡眠は、午前3時半から4時の間にとられていました。
さらに注目すべきは、運動時間の長さでしょうか。多くの人は、睡眠時間が短い=長時間労働というイメージがあるようですが、堀大輔さんの場合は、1日のうち5時間をサーフィンや筋トレなどの運動に費やしています。
「睡眠時間を長くしないと健康に悪影響」という報道を信じてしまっている多くの人は、運動不足を解消することなく、睡眠に走りがちですが、運動不足が肥満や疾患の元になることも忘れてはいけませんね。
90分睡眠美女の1日のスケジュール
90分睡眠を始めて約3年になるという美女の1日のスケジュールがこちらです。

ここでも注目すべきは、運動時間の多さですね!
ストレッチ、ヨガ、ピラティスなど、女性らしい運動をこれでもかと行っています。美の秘訣は睡眠ではなく、運動であることを身を以て証明しているような感じがしますね。
3時間睡眠美女の1日スケジュール
ショートスリーパー生活を始めてまだ3週間だという美女の1日のスケジュールがこちらです。

こちらの美女も運動に重きをおいていますね。
睡眠時間を短くして得た時間を、前からやりたかったという資格勉強に全て費やすのではなく、お風呂の前後や起床直後に、ストレッチやヨガを行なっています。
短時間の睡眠で生活する秘訣は運動といっても過言ではないようです。
番組で紹介された劇的に目覚めをよくする方法
1日3時間睡眠の美女が実践している、目覚めをよくする方法が番組で紹介されていました。大きく2つの秘訣を行なっているようです。
朝のルーティンを決める
こちらの美女は、起きた後にやることを非常に細かく、明確に決めて、毎日同じように行動することを心がけているようです。具体的な行動はこちら。

二度寝をしないことの重要性はすでに紹介しましたが、「起きてすぐ顔を洗う」「ハミガキ」も非常に工夫された行動です。
起きてすぐ、というのがポイントで多くの人は目が覚めてから、布団に入ったままスマホを操作しているのではないでしょうか。
布団に入って横になった状態では、中居正広さんからLINEが来ていたりでもしない限り、目が醒めることはないでしょう。
こちらの美女は、”起きてすぐ”顔を洗い、歯を磨くことで、より目を覚ます行動を積極的に行なっています。身体を動かしているのがポイントです。

3時間睡眠の美女が 2019年の元日に、朝を有意義に過ごすと決意した様子です。朝を制すことで、1日を制することができる、というと大げさに聞こえるでしょうが、単純に気持ちよく朝を迎えられるというのは、人生においてとても幸せなことですよね。
起床訓練
スッキリ起きるための方法、起床訓練というものが紹介されていました。
詳しい方法については、こちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
番組ではスッキリ起きるために、非常に便利なアプリが紹介されていました。その名も「おこしてme」。

アラームは、誰もが経験があるように、音が鳴って止めた後に、再び寝られてしまうというデメリットがあります。
そのため、数分おきに何度もアラームを設定してしまっている人も多いと思いますが、これは二度寝に他なりませんので、今日からやめたほうがいい習慣です。
さてこのアプリの特色は、あらかじめ設定した写真と、同じ写真を撮るまでアラームが止まらない機能がついていることです。
番組の美女は洗面所の写真を設定していました。つまり、毎朝目が覚めてから洗面所の写真を取るまで、アラームが止まらないということです。
つまり、布団に入ったまま、二度寝をするリスクは無くなります。洗面所まで行けば顔を洗うという行為が簡単にできますね!非常にオススメのアプリです。

ショートスリーパーの最大のメリット”1万時間の法則”
番組ゲストでいらっしゃった、動画2.0の著書で有名な明石ガクトさんがとても重要なことを仰っていたので、紹介します。1万時間の法則についてです。

フロリダ州立大学の心理学者のK.アンダース・エリクソン博士が提唱したもので、特定の分野で一流になるまでに最低必要な練習時間のことを指しています。
1万時間というのはとてつもない量で、1日1時間の練習では、1万日、約27年かかります…。
しかし、例えば7時間睡眠の人が3時間睡眠となり、新たにできた4時間をプラスして1日5時間取り組めるとすると、2000日、約5年で終わらせることができます。
まさに、「短眠で人の倍速成長」を実現することができるのですね。

まとめ
ショートスリーパーが睡眠時間を短くして、自分のやりたいことを満喫している生活を、中居正広さんをはじめとした芸能人の方々がいじくりまくる、という構図の約30分でした。
中居さんは、番組の演出上の都合か、終始ショートスリーパーの生活や理論には懐疑的な様子でしたが、ゲストの清水圭さんは「睡眠時間が短くてもスッキリ起きられれば良いんですもんね」と仰っていたり、明石ガクトさんも1万時間の法則に触れたりと、一定の理解を示しているようでした。
視聴者の多くの方にとっては、信じられない世界の話に感じられたようですが、かく言う筆者の私も元々7時間睡眠で活動していたので、その気持ちがよくわかります。
ショートスリーパーになんてなれるのかと、最後の最後まで疑っていましたが、番組に出演された30分睡眠の堀大輔さんのカリキュラムを受けて、今は3時間の睡眠で活動できています。
少しでもショートスリーパーに興味を持たれた方がいらっしゃったら、ぜひ一度生で堀大輔さんの話を聞いてみることをお勧めします。
番組では触れられなかった、知られざる睡眠のデメリットなど、絶対に知っておくべき内容が盛りだくさんです。