ショートスリーパーがおすすめする、夜を120%活用するためのコツ

夜
【この記事を書いた人】中原 洋
1日2~3時間睡眠のショートスリーパーで、陸上100m 10秒台(追い風参考記録)。
東京大学工学部を卒業後、生命保険会社に勤務。仕事と趣味、勉強を両立する手段として、睡眠時間を短くする方法を学び、堀大輔氏の著書「睡眠の常識はウソだらけ」の執筆にもたずさわる。

筆者が受講したショートスリーパーの講座(Nature sleep)はこちらです。

私は3時間睡眠のショートスリーパーで、いつも日の出までの長い夜を人一倍楽しんで過ごしています。

日本は24時間をフルに活用できる環境を我々に与えてくれていて、夜中でも外は明るく、24時間営業のコンビニやファミレスも珍しくない光景です。

「夜=寝る時間」というのは平成が終わりを告げようとしている現代では時代遅れのイメージで、朝から晩まで仕事をしたあとは、晩から朝まで自分の好きなことをして過ごすことも十分可能です。

今回は主に、ショートスリーパーに興味がある方、ショートスリーパーを目指している方向けに、夜の時間帯を120%活用するコツをお伝えいたします。

夜の魅力に憑りつかれた私がショートスリーパーになった方法

現代の夜という時間帯の特性を再考する

街が24時間活動することが可能になったにもかかわらず、我々の身体は社会の進化についてきてはいません。当たり前のように夜に寝ることを、先祖代々、何千年、何万年以上繰り返してきた習慣を引きずってきているからです。

つまり、夜というのは、昼とまったく同じようには過ごせません。夜には夜の過ごし方がありまして、夜を最大限に活用するためにはまず、夜の特性を学ぶ必要があります。

夜というだけで人間は眠気を感じやすくなる

ショートスリーパーであっても夜という時間帯は、人間の身体の性質上眠くなりやすくなります。先ほど、何千年、何万年繰り返してきた習慣と書きましたが、人間に進化する前の哺乳類、さらに先祖を遡れば、さらに長い期間、わたしたち動物は、太陽が出ている時間に活動して、夜になると睡眠をとっていたのです。

つまり、夜は寝るものと身体が覚えきってしまっていると思って差し支えありません。夜が来ただけで身体は自然と眠気を誘ってきます。しかし、それは寝た方が身体に良いというわけではなく、あくまで今まで夜に寝ていた習慣を引きずっているだけにすぎません。

仮に暗闇の中、動物が寝られないといって起きて、うろうろしていたら、夜行性の天敵に襲われて、ゲームオーバーですよね。夜は自分のすみかにこもって寝ているのが、生存のために最善の選択肢だったのです。

さらにいえば、夜にやたらむやみに動き回って、無駄にエネルギーを消費してしまうのは勿体なかったはずです。毎日満足に食糧にありつける保証はなかったわけですから…。

現代の日本においても、主に未成年や女性が夜に外を出歩くのは危ないですが、家にいれば100%安全ですよね。危険だからといって寝ている必要は皆無です。

さらに、飽食の時代にありますので、エネルギーを節約する必要もありません、むしろお金をはらってジムに行き、エネルギーを消費しようとする、動物の中でも極めておかしな生活をしています。

つまり、夜は眠気を誘いやすい時間帯ですが、わたしたちにとって寝る必要のある時間帯ではないということです。

朝から活動してきて認知資源が消費された状態

私たちには認知資源という、何かを選択、決定するときに消費される心や精神の体力のようなものがあると言われています。選択というのは、朝に着る服や、ランチを何にしようか、上司に話しかけるタイミングをいつにしようか…など、あらゆる選択のことです。

スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカ―バーグをはじめとして世界中の成功者たちが毎日同じ服を着るのは、服を選ぶというようなことより、重要な決断に認知資源を使おうとしているのでしょう。

1日の生活を通して、認知資源を使い果たしてしまうと、合理的、理性的な判断がしづらくなって、自分が理想とする行動をとれなくなってしまいます。夜という時間帯は、朝から活動する人にとって、ちょうど認知資源を消費し切る頃です。これが昼とまったく同じようには夜を過ごせないといった理由の一つです。夜に活動する際には、この点を抑えておかなければなりません。

刺激に慣れきった状態

朝は仕事におけるゴールデンタイムと言われます。夜の残業時間にゴールデンタイムを迎える人がいないのは、同じ作業をずっと行っていると、刺激に慣れる、または飽きてくるからです。

美味しい料理を食べていて、食べ始めよりも、食べ終わりが一番おいしいということはなかなかないでしょう。それはどれ程美味しかろうと、刺激に慣れてしまうからです。認知資源と似た話ではありますが、朝から活動する人にとっては、夜は刺激になれきった状態になりやすいことを覚えておく必要があります。

ショートスリーパーが夜に行うべき行動

ショートスリーパーが夜に行うべき行動の指針をまとめました。せっかく睡眠時間が短くて夜に行動ができるわけですから、眠気を感じづらく、集中力をなるべく維持できるような過ごし方をすることで、1日トータルのパフォーマンスを上げることができます。

座るよりは立つ。立つよりは動く。家よりは外。

とてもざっくりした行動指針ですが、とても重要なことです。

冒頭にご説明したように、夜というのはただでさえ、眠気が生じやすい時間帯ですので、他の要因で眠気を発生させないようにすることが大切です。

たとえば、満腹の状態でソファーに座って、つまらなく難しい本でも読んでいたら、一瞬で眠りに落ちることができると思います。このように、満腹や退屈、座るといった行動は、眠気を誘いやすい状態です。

ですので、例えば、自分が苦手とする分野の勉強を座って行うのは避けた方がよいでしょう。

勉強で眠気を感じやすい人は、夜は主に運動をする時間帯にするのがおすすめです。現代は24時間営業のジムがたくさんありますので、積極的に活用していきましょう。日中は混み合っていて、使いたいマシンが使えないなんてことも、夜中はあり得ません。好き放題使えて、ストレスフリーです。ロッカールームもシャワーも全く混みません。

夜の最大のメリットですね!

時間を割きたい勉強があるのなら、睡眠前の時間ではなく、早起きして起床後のリフレッシュした状態で行うのがおすすめです。ゴールデンタイムを利用して、効率のよい勉強を行うことができます。3時間睡眠なら、午前2時に寝ても、午前5時に起床しますから、午前9時に始業の方でも4時間は勉強時間を確保できますね。

どうしても座って行いたいことがあれば、家ではなく、外で行うのがベストです。家という動物にとって安心安全の空間では、どうしても眠気が出やすくなります。24時間営業のお店に出向いて、作業しましょう。

椅子のチョイスや座り方も重要で、なるべく固めの椅子に浅く腰掛けて、背筋を伸ばしておくようにしましょう。ふかふかのソファーにどっぷり腰掛けるという、眠りを誘う座りかたの真逆を行えばOKです。

日中行っていたものとは違う行動をする

朝から活動する人にとって、夜は刺激慣れをしている時間帯という話をしました。つまり、1日中行ってきた仕事を夜も継続するのはあまりおすすめしません。作業効率が良くないですし、眠気を誘いやすいです。

仕事を長時間行っていたのなら、夜は自分の好きなテレビ番組や映画、趣味に没頭するのでも良いですし、先ほど紹介したように運動をするのでも良いでしょう。どうしても仕事をしたい場合には、これらの行動を30分や1時間でも挟んでから、仕事を再開することで、刺激慣れした状態からリフレッシュすることが可能です。

夜に行う行動の準備は万全にしておく

夜におすすめの行動を紹介してきましたが、忘れてはならないのは、夜は認知資源を使い切って、自分の理想的な行動がとりづらい時間帯になるということです。帰宅したら、あれをやろう、これをやろうと考えていても、いざ帰宅したら、だらけてしまって、そのまま寝落ちなんてことになりかねません。

夜は昼とは違う特殊な時間帯であることをしっかりと心に留めておきましょう。

具体的な対策は、夜に行いたい行動の準備をあらかじめ万全にしておくことです。帰宅後にジムに行きたいと思っているなら、ジムの道具をぬかりなく用意しておきましょう。

準備が面倒くさいことが原因で、ジムに行くのがおっくうになる可能性を排除することが大切です。会社から直接ジムに行くのも手ですね。

勉強や仕事をしたいと思っているなら、教科書やノート、パソコンをすぐに開ける、使える状態にセットしておくことです。この準備は前日の晩や当日の朝にしておきましょう。

好きなことや趣味をしたいという方は、夜でも苦なくできると思いますが、その場合にも先ほど説明した、特に「座るよりは立つ。立つよりは動く。」を忘れずに、なるべくなら軽く身体を動かしながら、取り組むのがベストです。

まとめ

ショートスリーパーは睡眠時間が短くても、眠気などに悩まされず毎日健康に過ごせる人のことですが、決して眠気をまったく感じない身体なわけではありません。

冬に外から帰ってきて、こたつに入れば眠くなりやすいですし、ランチでお腹いっぱいになった直後に退屈な打ち合わせがあれば、うとうとする可能性もあります。

私のような後天的なショートスリーパーは、こういった眠気を発生させる要因が何かを学び、それらを巧妙に回避することで、眠気をなるべく感じないような生活をしていると言えます。

そんな私が夜という特殊な時間帯を日々過ごす中で実践している、眠気が出づらいコツを今回はご紹介しました。

ショートスリーパーになることは、夜の時間帯を普通よりも長く過ごすことを意味します。ぜひ夜を攻略して、120%活用することで、楽しい毎日を過ごしていきましょう!

120%夜を楽しむための方法

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