ショートスリーパーはイライラしやすい?

ショートスリーパー イライラ
【この記事を書いた人】中原 洋
1日2~3時間睡眠のショートスリーパーで、陸上100m 10秒台(追い風参考記録)。
東京大学工学部を卒業後、生命保険会社に勤務。仕事と趣味、勉強を両立する手段として、睡眠時間を短くする方法を学び、堀大輔氏の著書「睡眠の常識はウソだらけ」の執筆にもたずさわる。

筆者が受講したショートスリーパーの講座(Nature sleep)はこちらです。

「睡眠時間が短いとイライラしやすくなる」という主張をよく見かけます。私や周囲のショートスリーパーを見る限り、そんなことは全くないので、その主張は「ウソです」の一言で終わらせることもできるのですが、ショートスリーパーは本当にイライラしやすいのか、改めて考えてみたいと思います。

ショートスリーパーに関するエビデンス(証拠、根拠)と言われる実験も紹介しますので、ショートスリーパーに興味がある、またはショートスリーパーになってみたいけどデメリットがないか不安という方々にはぜひ読んでもらいたい内容です。

私がショートスリーパーになった方法はこちら

ショートスリーパーはイライラしやすい?睡眠専門家の意見

寝不足はキレやすくなる実験

睡眠専門医がメディアを通じて発信している代表的な主張は「睡眠不足になるとイライラしやすい」「寝不足でキレやすくなる」というものです。

この主張の根拠となる実験は以下の通りです。

20代の健康な若者に実験に参加してもらい、5日間にわたって8時間たっぷり眠った後と、同じく5日間にわたって4時間しか寝かせなかった後で比べてみると、睡眠不足時には不快な感情刺激(他人の怒りの表情を見るナド)によって気分が悪化しやすく、不安になることが確かめられている。

その時、脳内の神経活動にどのような変化が生じているか機能的MRI(fMRI)で調べてみると、睡眠不足時には先の喜怒哀楽が暴走しないようにするブレーキ(前帯状皮質と扁桃体の間の機能的なつながり)が効きにくくなっていることが明らかになったのである。

(引用:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/403964/051500086/?P=3

この実験によって寝不足の人はイライラしやすいということは確かに言えるのだと思います。

ショートスリーパーは寝不足ではない

ショートスリーパーとは常日頃から3時間や4時間と通常より短い睡眠時間で生活している人間のことですが、先に紹介した実験はどういう方法で行われたかといえば、

健康な若者を用意して、

①5日間にわたって8時間眠らせる

②5日間にわたって4時間眠らせる

さて、前置きとして健康な若者と睡眠学者が言っているからには、この若者たちは普段決して4時間などという短い睡眠時間では生活していなくて、もっと長く睡眠をとっていたものと想像されます。

つまり、この若者たちはショートスリーパーではないということです。

はっきり言うならば、この実験はショートスリーパーに関する実験ではなく、普段長時間寝ている人が、睡眠時間を短くしたらどうなるのか?というものに過ぎないのです。

普段から短時間睡眠の人、ショートスリーパーがいったいどうなるのか、ということは何もわかりません。

「寝不足はキレやすい」というのは、あくまで普段長時間寝ている人が、4時間ほどの睡眠時間しかとれずに睡眠が不足している状態のことを言っているというわけです。

ショートスリーパーも寝不足の一種と言われそうですので(違いますよ)、1億歩譲ってショートスリーパーが寝不足、睡眠不足だと仮定して、本当にイライラしやすいのか、私の経験談をまずはお話したいと思います。そして、その後より一般的にショートスリーパーはイライラしやすいのかを考察してみましょう。

現役3時間睡眠のショートスリーパーの経験

私は社会人3年目の26歳の時に、当時7時間以上寝ていたところから、3時間睡眠のショートスリーパーになりました。この記事を書いている現在は、ショートスリーパー歴1年半ほどです。

当時は保険会社での商品開発の仕事が忙しい中で、趣味の陸上競技の練習を行うために陸上競技場に行き、筋トレを行うジムにも通うなど、1日のほとんどを仕事と陸上競技に費やしていました。さらに、私の職種であったアクチュアリーは平均合格率が10%~20%の資格試験があり、その試験勉強、そして読書などの趣味に充てる時間も欲しかったため、端的に言えば時間が足りませんでした。

仕事が忙しく退社時刻が遅くなることは、予定していたトレーニングができず、趣味の時間が奪われることを意味しますので、よくイライラしていました。朝も時間に余裕がなかったため、慌てて家を出る毎日、混雑した歩道や駅を歩くのは非常に苦痛で、これもイライラする原因でした。勤務地が東京駅だったため、自宅がある千葉からの出勤は満員電車で、言わずもがなストレスが溜まる原因でした。

さて、そんな私がショートスリーパーになった後はどう生活が変わり、精神状態に変化があったかというと…7時間睡眠から3時間睡眠になって毎日4時間もの時間が生まれますので、たとえ仕事で帰りが遅くなったとしても、イライラしなくなりました。

新しく生まれた時間で、夜中はファストフード店で資格試験の勉強を行えましたので、2年連続で不合格だった資格試験の科目も1科目合格することができました。

起床時刻を5時に設定して、ほぼ始発に近い時間帯の電車に乗れたため、電車は空いていて快適で、朝早くに着いた会社には誰もおらず、集中して黙々と仕事をこなすことができました。その分、退社する時刻は当然早まりました。

お読みいただければ分かる通り、時間を手にすることで、イライラしがちな状況自体を回避することができるので、イライラしやすくなるというより、イライラしようがない環境になります。

睡眠の専門家が言うように、100歩譲ってイライラしやすくなるとしても、そもそもイライラする状況に出会わなくなるので、トータルで考えれば、ショートスリーパーとなって時間を手にした方が、ストレスフリーの快適な生活を送ることができます。

ショートスリーパーは本当にイライラしやすいのか冷静に分析してみる

一般的なショートスリーパーの人は、睡眠時間を自発的に短くして生活を楽しんでいるというより、締め切りに追われた仕事や家事、介護などやむに已まれぬ理由で、睡眠時間が短くならざるを得ない環境になってると考えられます。つまり、そもそも日中からストレスフルな環境にいる人が多い傾向にあるということです。

もしくは、元々イライラするような状態が頻発して、寝たくても寝られずに睡眠時間が短くなっているケースもあるでしょう。この場合は、睡眠時間が短いからイライラしてるのではなく、イライラしてるから短時間の睡眠になったということです。

また、睡眠時間が短いという事実自体をストレスに感じている場合もあります。どういうことかといえば、メディアや学者、専門家たちが7時間寝ないと睡眠負債が溜まるだの、死亡リスクが高まるだの、病気になりやすいなどと吹聴しているせいで、7時間寝られていない現状を不安、ストレスに感じてイライラしているということです。

短時間睡眠の人がイライラしやすい原因を大きく3パターンご紹介しましたが、これらの例を見れば一目瞭然ですが、睡眠時間が短いことはイライラする原因ではないということです。

最後の例だけは、短い睡眠時間が直接の原因となっていますが、「7時間睡眠でないと様々な面で人体に異常をきたす」という説を信じなければ起こり得ないですね。

このメディアや専門家が主張していることは信じなくて問題ありません。なぜ信じなくて良いかは、こちらをご覧ください。必ず納得してもらえると思います。

7時間睡眠
7時間睡眠が人間の理想の睡眠時間。 7時間は寝た方が良い。 睡眠に関する知識や情報に疎くても、7時間睡眠にまつわるこれらの言葉はもは...

ショートスリーパーになろうと、健康に異常をきたすことはないですし、むしろ健康になれます。好きなことが十分にできる充実した毎日を送れるので、ストレスも格段に解消されます。

まとめ

ショートスリーパーはイライラとは無縁だということがお分かりいただけたと思います。もちろん見知らぬ人にいきなり顔をビンタされれば、どんなショートスリーパーもイライラするでしょうから、無縁というのはいささか言い過ぎですが、時間に余裕ができることのアドバンテージは計り知れないです。

私がいま一番イライラしていることは、睡眠学者がやたら「寝ないと○○」と国民を煽っていることで、「ショートスリーパーはなるもんじゃない」だの、「エビデンスがどうたら」だの、頭の堅さがダイヤモンド以上だということです。

ぜひショートスリーパーになって、イライラから解き放たれたストレスフリーな生活を味わってみてください。

ストレスフリーな生活を手に入れる方法はこちら

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