ショートスリーパーに関するスタンフォード式見解

スタンフォード
【この記事を書いた人】中原 洋
1日2~3時間睡眠のショートスリーパーで、陸上100m 10秒台(追い風参考記録)。
東京大学工学部を卒業後、生命保険会社に勤務。仕事と趣味、勉強を両立する手段として、睡眠時間を短くする方法を学び、堀大輔氏の著書「睡眠の常識はウソだらけ」の執筆にもたずさわる。

筆者が受講したショートスリーパーの講座(Nature sleep)はこちらです。

私はTwitterで睡眠に関する情報発信をしているのですが、先日こんな面白いTweetを発見しました。睡眠研究の最先端をいっていると言われる、スタンフォード大学睡眠研究所に所属するアシスタントプロフェッサー??なる方です。

ちょっとよく分からなさすぎたので、いったん冷静になって慎重に分析してみます。

スタンフォード式のTweetですから、それはもう有益な情報が隠れているのでしょう!

定義上ショートスリーパーは「そういう人」であって、「成る」もんじゃない【スタンフォード式】

スタンフォード式では、ショートスリーパーは成るもんじゃないそうです!

初めて聞く見解だからか、全くよく分かりませんね。まずショートスリーパーの定義というのが探しても見つからなかったのですが、一応wikipediaによれば、

ショートスリーパー(short sleeper)とは、短い睡眠時間で健康を保っていられる人間のことであり、短眠者(たんみんしゃ)ともいう

と書かれています。

成るもんじゃないと言いますが、別に睡眠時間が短くても問題なく生活できていればショートスリーパーと言えそうですが…

そもそも、成るもんじゃないというのは、誰が決めたのでしょう。天皇陛下や総理大臣が決めたのならまだしも、この人が決めただけなら問題ないですよね。無視することにします。

ちなみになぜ成るもんじゃないのか、については何も書かれていませんね。単なる言葉の定義上の問題のようです。

であれば、言葉に問題があるらしい”ショートスリーパー”と言わずに、これからは”睡眠時間が短くても問題ない人”という風に呼ぶことにしましょう。これですべて解決ですね。

(恐れ入りますが、このHPでは面倒くさいので、ショートスリーパーと呼ばせてください。)

ショートスリーパーじゃなくて不眠症か睡眠不足【スタンフォード式】

私は3時間睡眠のショートスリーパーですが、寝入りにまったく苦労しませんし、途中で起きることもなく、何のストレスも抱えていませんので不眠症ではありません。となるとスタンフォード式によれば私は睡眠不足のようです。

では睡眠不足と言いますが、いったい何に対して不足しているのでしょう。

この人の別のスタンフォード式Tweetを見てみましょう。

リンク先の図は、National Sleep Foundationという機関で公表されている、推奨される睡眠時間を年代別に記したもののようです。

さて、私は現在28歳ですが、この図によると、7-9時間が推奨される睡眠時間で、6時間未満や10時間以上の睡眠時間が推奨されないとのことでした。

ということで、このTweetの図が正しいとすれば、確かに私の睡眠時間は不足しているようです。

で、まず言いたいのは「お前は誰だよ」ということですね。National Sleep Foundationはアメリカで1990年に創設された研究機関のようです。そもそも生活スタイルが違う異なる人種だとしても、推奨される睡眠時間は同じなのでしょうか。アメリカの研究結果を持ってきて日本のフォロワーに発信しているあたり、スタンフォード式ですね。

National Sleep Foundationはいったい何に基づいて推奨と言ってるのかよくわかりませんね。お母さんがたっぷり寝なさいと言ってるのと同じ次元かもしれません。

1人でいるのが好きで、あまり友達をつくらずに人生を歩んできた人がいたとして、あなたはコミュニケーション不足です!1日1時間から3時間が推奨されるコミュニケーションの時間です!

とか言われたら知らんがな、って感じですよね。

会話好きでワイワイするのが楽しい人は1日20時間でもやってれば良いでしょう。孤独が好きな人にとっては、1~3時間が推奨なんて余計なお世話の塊でしょう。コミュニケーション自体には様々な効果があるのでしょうが、無理してコミュニケーションをとってストレスを抱える方が大問題です。

今後、この機関が一体どのような研究を行っているかは調べて記事にしていきたいと思います。

やや脱線しましたが、私の睡眠時間は、何だかよく分からない機関によって定められた指標に寄れば不足しているようですが、もっとも大切なのは私が今この短い睡眠時間で困っているのかどうかです。

7時間睡眠をとっていた時代より、眠気を感じる回数は激減しましたし、新しく生まれた時間でやりたいことが沢山できて、なかなか時間がとれなかった筋トレもじっくりできて、はっきり言って飛躍的に人生が幸福になっています。私の事を睡眠不足と呼ぶのは勝手ですが、だから何?という感じですね。別に影響ないのですから。

睡眠不足で結構。それで何か問題でも?というスタンスでいきましょう。

ティーンエイジャーの5~6時間睡眠なんて成長期に何してるねん?【スタンフォード式】

ショートスリーパーから話が移ってティーンエイジャー、この資料では14歳~17歳の人達の睡眠時間について警鐘を鳴らしているようです。再度スタンフォード式呟きを掲載しますね。

思春期で一番大切なのは成長?

成長期に成長すること以上に大切なことってあるのか、と言っていますが、あるでしょう。友人との交流、夜な夜な好きな人とするメールや電話、試験前に必死こいて勉強した経験すべてが思春期ならではの大切な経験でしょう。

成長期という言葉を使うから、成長よりも大切なことってあるの!?とヒステリックになってしまうのであって、思春期と言えば問題なしです。この方はショートスリーパーの件と言い、名前に囚われる傾向にあるようです。

7時間以上寝ないとちゃんと成長しない?

Tweetから察するに5~6時間では足りないようで、つまり7時間以上寝ないと成長には不十分だと言いたいようです。

さて、7時間寝てない学生なんて山ほどいますが、誰か18歳以降に、「ちょっと!!!私のこの部分成長しきってないんだけど!!」って騒いでいる人を見かけたことはありますか?

いないですよね。単なる取り越し苦労ですよ。

「いや将来何があるか分からないから、大丈夫だなんて言いきれないだろ!」という反論があるでしょうが、何があるかよく分からないくらいの理由で、思春期の大切な時間を奪わないでほしいですね。思春期を何だと思っているのでしょう。

だいたい何があるか分からないどころか、事故に遭って亡くなる人が毎日いる自動車だって、なくなってはいませんよ。確率的に日本のどこかで絶対に誰かが死ぬと分かり切っている乗り物だって、廃止にはなりません。

何があるか分からないくらいの、医者の取り越し苦労で人生の大切な時間を睡眠に奪われては困ります。6時間以下の睡眠でも立派に成長している大人はたくさんいますから。

将来短時間睡眠に耐えられる労働者を選別するプロセスかな

冗談なのだとしたら、こんなにつまらない冗談は聞いたことがないというレベルで意味がわかりませんが、スタンフォード式では、短時間睡眠=長時間労働のようですね。

ちょっと妄想が過ぎますね。短時間睡眠のショートスリーパーに失礼ですよ。ずっと仕事をしてる人もいるでしょうが、私や私の周りの仲間は、趣味や運動に時間を充てている人が多いですね。短時間睡眠に悪者のイメージをどうしても貼りたいようですが、残念ですが冗談がつまらなすぎるので、誰も真に受けることはないでしょう…

みなさんには、スタンフォード式妄想をご紹介するために記事に書いた次第です。

そもそも睡眠で人は成長するの?

睡眠は人を成長させるのでしょうか。多くの人がYESと答えるでしょう。これは睡眠中に成長ホルモンが出ていることから連想する人もいれば、“寝る子は育つ”などと親や世間が言っていることでそう思われるのかもしれません。

親や世間が言うことはいったん置いておいて成長ホルモンについては、睡眠時間が短くても問題がないのか、しっかり考える必要がありますね。ちなみに成長ホルモンは単に成長期のみならず、大人にとっても重要なホルモンです。具体的な効果はこちらです。

<成長ホルモンの効用>

骨の伸長 — 幼児期に骨端の軟骨細胞の分裂・増殖を促し、骨を伸張させる。

筋肉の成長 — 特定のアミノ酸の取り込みを促し、タンパク質合成を促進する。

代謝促進 — 炭水化物、タンパク質、脂質の代謝を促進する。

血糖値上昇 — 肝臓でのグリコーゲン分解を促し、また抗インスリン作用(インスリンを抑制し、血糖値を上昇させる)を持つため、血糖値を一定に保つ。

恒常性の維持 — カルシウム濃度などを一定に保ち、体内の恒常性を維持する。

体脂肪動員の促進 — エネルギー不足の状態の時、脂肪組織から遊離脂肪酸の形で放出させる。

引用:wikipedia

 

さて単刀直入に言いますが、成長ホルモン的には、3時間寝れば十分です。なぜなら寝始めから3時間の間で睡眠中に分泌される成長ホルモンは殆ど全て出切るからです。論文はこちらから(田ヶ谷浩邦(2008) . 睡眠関連ホルモンの計測 )。

また推奨される睡眠時間が7~9時間で、6時間以下はダメとのことですが、ということは、睡眠において6時間が経ったあとで、何か重要なことが行われているのですかね?そうだとすれば、睡眠は7時間以上でなくてはいけませんが、どうでしょう?

7時間睡眠は不自然

7時間寝ないと重要な何かが睡眠中に行われないのだ!!とするならば、人間はとっくに絶滅してますよ。なぜなら、動物界で7時間もの間、寝っぱなしでいる動物なんて人間くらいだからです。睡眠時間が長い動物だって、定期的に起きて、分割して睡眠をとっています。

動物もバカじゃありませんから、7時間寝っぱなしの無防備の人間を襲いますよね。他の動物がそうであるように、人間も本来は睡眠を分割してとっていて、7時間寝ないと成長できない!なんていう脆弱な特徴は持ってないはずです。

なんでそんなハンデをわざわざ負わなければいけないのですか。進化というのは、要らない機能はなくなり、必要な機能が発達するのです。

スタンフォード式睡眠学者でも、寝れば成長するというイメージを脱することができない、睡眠にあまり詳しくないみなさんと同じレベルということが分かりました。

東大式まとめ

スタンフォードには劣りますが、東京大学を卒業した私のまとめというか感想です。

スタンフォード式の面白Tweetを一緒にみていただきましたが、全くもって役立つTweetではありませんでしたね。まさに誰にも聞かれることのない声の大きさで呟いた程度の内容でした。

睡眠を毎日とるみなさんは、睡眠学者がイメージで適当に主張している内容をぜひ試してみてください。たくさん寝た結果、健康状態が良くなった、なんか成長している気がする、などと感じられたら、一応は彼らの睡眠についての考えもあからさまに間違ってはいないのでしょう。

睡眠をコントロールして、人生を楽しむ人生か、睡眠に生活をコントロールされて生きていく人生か、どちらを選ぶか、ぜひじっくり考えていきましょう。

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