寝るのが好きな人が絶対に知っておくべき2つのこと

【この記事を書いた人】中原 洋
1日2~3時間睡眠のショートスリーパーで、陸上100m 10秒台(追い風参考記録)。
東京大学工学部を卒業後、生命保険会社に勤務。仕事と趣味、勉強を両立する手段として、睡眠時間を短くする方法を学び、堀大輔氏の著書「睡眠の常識はウソだらけ」の執筆にもたずさわる。

筆者が受講したショートスリーパーの講座(Nature sleep)はこちらです。

寝るのが好きという人、たくさんいますよね。

寝るのが好きなのは、人間の3大欲求に睡眠欲があることからも自然なことだと思いますし、食べるのが大好き!と何ら変わらないように思えますね。

しかし、食べるのが好きな人が、食べ過ぎや肥満など健康面で注意が必要なように、寝るのが好き!な人にも気をつけるべき罠があるのです。

今回は、寝るのが好きな人が絶対に知っておくべき2つのデメリットと、その対策をご紹介します。

寝るのが好きってそもそもどういうこと?

寝るのが好きという言葉は、一見自然に聞こえますね。ご自分も含めて身の回りにも寝るのが好きという人はたくさんいますよね。

しかし、食べるのが好きという似た言葉とは決定的に違うことがあります。

食べるのが好きとは違う

食べるのが好きというのはよく分かります。

まさに食べている瞬間、料理の味を楽しんでいますよね。素材へのこだわり、調理法、味付け、コスパ、店の雰囲気など楽しむ要素はいくらでもあります。

食事を共にする人と過ごす時間に価値を置くこともできます。

寝るのが好きとは?

寝るのが好きという言葉の”寝る”というのは、まさに眠っている状態のことですよね。

では、寝るのが好きな人は眠っている間にいったい何を楽しんでいるのでしょう。

眠っている間は意識がないので何も楽しみようがありませんよね。布団や枕にいくらお金を使ってこだわろうが、寝ている間にそれらの良さは分かりません

隣にいくらイケメンや美女が眠っていようと、寝ている間は何もわかりようがありません。

夢を見るのが好きなんだ、という人もいるかもしれません。現実離れしたストーリーを夢では見ることが多いですから、その摩訶不思議な夢、時には怖い夢であったりもするわけですが、この夢が楽しくて寝ている人もまぁいるでしょう。

睡眠というのは、レム睡眠とノンレム睡眠という2つの睡眠のフェーズを交互にとっていますが、夢というのは、主にレム睡眠で見ていると言われています。

したがって、あるレム睡眠で見た夢と、次のレム睡眠で見た夢は別物です。

起床したときに覚えている夢というのは、多くの場合直近のレム睡眠で見ていた夢と言われています。寝始めに見たレム睡眠はもはや覚えていないのですね。

ということで、夢が好きで寝ているなら、あまり長い時間寝ないで大丈夫ということになります。

さて、改めて考えますが、いったい寝るのが好きとは何なのでしょうか。

寝るのが好きなのは、寝る前後が好きなだけ?

寝るのが好きという言葉の”寝る”というのを、眠っている状態と定義したのが悪かったようです。

寝るのが好き、というのを掘り下げると、

  • 1日の活動で疲れて、ひたすら眠い状態でベッドに入るのが気持ち良い
  • ベッドや布団の感触が好き
  • 自分が好きなことをしながら眠りに落ちるのがすき【寝落ち】
  • 目が覚めた後もベッドでうとうとしているのが気持ちいい【二度寝】

つまり、寝ている間の時間を楽しんでいるわけではなさそうです。それはそうですよね、意識がないわけですから。

空腹は最大の調味料と言いますが、睡眠に関しても眠気たっぷりの状態で寝ると気持ちいいですよね。この場合の寝るも、眠りにつく瞬間もしくは直前が気持ちいいだけで、寝ている間が気持ちいいわけではありません。

ということで、寝るのが好きの正体は、実は「寝る前後が好き」と分かったところで、ここからが本題です。

別に寝るのが好きなわけではない方にも役立つ話です。

寝るのが好きな人が絶対に知っておくべき2つのデメリット

寝るのが好きの主な理由にあった、【寝落ち】と【二度寝】は実は睡眠をとる上で、良くない習慣です。

寝るのが好きなのは一向に構わないですし、3時間睡眠のショートスリーパーである私のように、睡眠時間を短くしてほしいなんて思いませんが、良くない習慣であることをぜひ知ってください。

食べるのが好きという人が、食べ過ぎや、早食いに注意する必要があるのと同じような話です。

寝落ちがなぜいけないか

寝落ちというのは、携帯をいじったり、テレビを見たり、人と会話しながら、いつの間にか眠りに落ちてしまう現象のことですよね。

これがなぜいけないか。2つのことを覚えてください。

  • 睡眠中は血流が悪くなる
  • 睡眠前に血流を良くしておくと、寝起きが楽になる

睡眠中は血流が悪くなる

寝ている間に身体に何が起きているかをまずは軽く知っておいてください。

言われれば当たり前なのですが、寝ている間は血の流れが非常に悪いです。なぜかといえば、身体がまったく動いていなくて、一部分に体重がかかっているからです。

飛行機など狭い空間で身体を動かさずにずっと座っていると、血流が著しく悪くなって、ひどい時には死に至るというエコノミー症候群がありますが、これの寝ているバージョンと思っていただければOKです。

血流が良いわけありませんよね。

唯一身体を動かすのは、寝がえりのときだけです。寝がえりは、この悪い血流をマシにするために取っているとも言えます。睡眠中の状態が良くないからこそ、寝がえりを打つのですね。

睡眠前に血流を良くしておくと、寝起きが楽になる

寝る前に好きな事をして、気付いたら寝ているというのが幸せなのは分かりますが、身体に良くないし、寝起きが辛くなりやすいので、寝る前にはストレッチをして血流を良くしておきましょう。手首や足首を良く動かすor伸ばすのと、脚など大きな筋肉を伸ばす3分程度のストレッチで十分です。

昨今の睡眠の研究では、寝始めの90分が非常に大切で、この90分をいかに質よく過ごせるかが、全体の睡眠の質をほぼ決めると言われています。

つまり、最初の90分を質よく過ごすために、準備は絶対に必要ということです。

気付いたら寝てました、という姿勢では最初の90分が台無しです。

寝る準備ができて、あとは寝るだけとなったら、まずはストレッチをすることを心がけましょう。できればストレッチ後、すぐに寝るのが良いです。

二度寝がなぜいけないか

二度寝って気持ちいいですよね。ただいざ起きるとなった時、辛くないですか?

人間は起きるときにスッキリ起きられるように、ホルモンが分泌されます。このホルモンがないと、寝起きが悪いということが起こりやすいです。

では、二度寝がなぜいけないかというと、まず目が覚めますよね。脳は、目が覚めた瞬間に起きるときだ!と思ってホルモンを分泌するわけです。しかし、そのホルモンを無視して再度眠りにつくとどうなるか。

脳は、こいつ起きないんだったら、ホルモンいらないなと、分泌をやめてしまうのですね。

つまり、二度寝が習慣となっている人は、ホルモンが出にくい身体になっているということです。二度寝の弊害はここにあります。

起きるのが辛くて、まず1回起きて、寝て、再度起きるという二度寝の習慣がついてしまっている人は、二度寝の習慣があるから起きるのが辛くなっているといえます。

二度寝が気持ちいいのは分かりますが、寝起きの悪さからの卒業するべく、一時的な気持ち良さよりも、スパッと起きる気持ち良さを求めて、二度寝をやめてみましょう。

すぐには二度寝の習慣はとれないかもしれませんが、それも訓練次第です。

スヌーズ機能を使うのをやめて、携帯のアラームが鳴ったら一発で起きるようにしましょう。アラームを2つの時刻で設定するのはなしです。

いまスパッと起きる習慣をつければ、今後死ぬまでずっと寝起きが楽になります。

ぜひ試してみてくださいね。

まとめ

寝るのが好きという、一見ポジティブな印象しかない言葉を掘り下げて、隠れたデメリットの理由とその改善策をご紹介しました。

寝落ちと二度寝というのは、いわばダラダラ睡眠をとっていると言えますよね。

寝る!と決めて、布団に入って眠りにつき、起きる時間になったらスパッと起きるというのも、なかなか気持ちいいですし、寝起きが良いと1日の行動の流れが良くなります。

寝起きが辛いと1日ダラダラひきづってしまいますし、出勤するのもおっくうに感じます。

騙されたと思って、ぜひ寝落ちと二度寝対策を行ってみてください。

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