睡魔に簡単に勝てたら、最高ですよね。
勉強や会議、運転中など睡魔を感じやすい場面では特に、睡魔に勝つことで得られるメリットが大きいと思います。
ショートスリーパーである私が日頃今まで実践して効果があった方法をお伝えします。
最後までぜひ楽しんでお読みください。
Contents
巷に溢れる”睡魔に勝つ方法”
冒頭から自分の意見ではないものを紹介するのも気が引けますが、巷に溢れる眠気覚まし、”睡魔に勝つ方法”を紹介します。参考までに見てみてください。あくまで参考です。
結構色々あるようです。
眠気覚ましのツボ
ツボという人体の仕組みを活用するのは効果的かもしれませんね。
眠気覚ましの効果があると言われているツボを紹介します。(あくまで参考ということで図がなくてすみません)
- 百会(ひゃくえ)
⇒両耳を真直ぐ上がってぶつかる位置(顔の中心を真直ぐ上がった線と交差するところ)です。
- 風池(ふうち)
⇒首筋のやや外側、うなじの窪みの位置です。
- 中衝(ちゅうしょう)
⇒手の中指の爪の生え際から2㎜ほど下の人差し指側、両手にあります。
コーヒーなどカフェイン入りの飲み物
カフェイン入りの飲み物で眠気覚ましをするのはもはや当たり前の光景となっていますね。
コーヒーカップを持って、通勤する姿はもはや全世界共通かもしれません。
しかしながら、いざ眠くなって、睡魔と戦っている最中にコーヒーを飲んでも時すでに遅し。カフェインの効き目は、摂取してから約30分後と言われていますので、即効性はありません。
呼吸を限界まで止める
呼吸を限界まで止めてまで眠い状態なら、すぐにでも寝た方が良いとは思いますが、どうしても眠ることが許されない会議中などでは有効な方法なようです。
確かに、生命の危機を感じたら、睡魔を出している場合ではありませんもんね。
しかしながら、会議中に苦しそうにしたかと思いきや、いきなりハーハー息が荒くなっている同僚がいたらヤバいですよね。いっそ居眠りでもしてくれた方が助かります。
深呼吸をする
深呼吸は体内に酸素を多く取り込むことで、脳を活性化する方法とのことです。
たしかに、仕事や勉強に集中している時は、無意識に呼吸が浅くなっていることが多いですよね。
ミント系の摂取
コンビニではもうお馴染みの商品ですが、ミントのタブレットを摂取すると爽快感、清涼感で眠気が覚めるとのこと。これは活用している方も多いと思います。
睡魔に勝つまでの代償
巷に溢れる”睡魔に勝つ方法”を紹介してきましたが、一つの視点が欠けているのがお分かりですか?
それは勝ちたい相手である睡魔のことをよく知らずに戦っているということです。
RPG風に言えば、敵が来たからとりあえず片っ端から効きそうな攻撃を試している状態です。これは効果的ではないし、攻撃をするために色々なポイントや道具が減っているので効果的ではないのです。
子どもに話しているような例えで恐縮ですが、いくら石が強いからと言って、じゃんけんでグーばかり出していても勝てませんよね。相手がハサミと分かっているからこそ、石を出すことに効果があるわけです。
理想は睡魔という相手の特性を知って、弱点を分析し、その弱点に応じた攻撃を選ぶことですよね。
ということで、まず睡魔という相手のことをよく知りましょう。
それから勝つ方法を考えることです。
睡魔ってなに?
睡魔に勝ちたいのは結構だけど、睡魔が何かわからないのに勝ちようがない。
ということで、睡魔の特徴を説明します。
睡魔とはもちろん眠くてたまらない状態のことですが、睡魔が発生する理由は実は約20種類あると言われています。
一番わかりやすいのは、満腹による睡魔の発生です。
経験したことのない人はいないと思いますが、例えばランチ後の睡魔はかなり強烈に感じますよね。
これは前日の睡眠時間など関係なしに、眠くなると思います。
もちろん睡眠不足も一つの睡魔の発生要因ではあります。
大学の授業も睡魔出ますよね?
前日の睡眠時間が長かったとしても、つまらなくて緊張感のない授業なら眠くなると思います。これは退屈という状態が脳に及ぼす影響によって眠くなっているのです。
このように睡魔が発生するのは、よく言われるような睡眠不足だけが原因ではありません。
ではこれに対して、先ほど紹介したような眠気覚ましの方法がすべてに効くのかといえば、そんなことはありません。
例えば、カフェインの摂取は、睡眠不足が原因の睡魔と、満腹が原因の睡魔にしか効果を及ぼしません。
また深呼吸は、酸素不足によって発生する睡魔には効果がありますが、他の要因で発生している睡魔に対しては効果的ではありません。
このように、勝ちたい相手となる睡魔の正体がいったい何なのかを知らなければ、対策の打ちようがないのです。
【結論】睡魔とは戦わない方がいい
睡魔と戦うべきでない理由
冒頭に睡魔に勝つための方法を紹介しましたが、ここまでの話を全て覆すことを言います。睡魔と戦うのはやめましょう。
大きな理由の一つは、睡魔と戦っているあいだ、とにかく辛いことです。
先ほど紹介したように、息を止めるなんていう手段まで使うなんて辛すぎます。
辛いだけならまだしも、この時間は勉強なり会議なり、内容が全く頭に入ってこないですよね。
運転中に睡魔が発生したら、まさに命にかかわります。
私は、ショートスリーパーになる前に、夜通しバイクを走らせて、初日の出を見に行きましたが、ほぼ徹夜で行きましたので、帰り道に見事に居眠りしてガードレールに衝突しました。
誰にも迷惑をかけなかったことは良かったですが、運転手の私は見事に大けがをしたわけです。
もう一つ睡魔と戦うべきでない理由は、睡魔を生んでいるのは多くの場合、自分自身だからです。
自分で生み出した睡魔というモンスターと苦労して戦って勝っても嬉しくないですよね。RPG風に言えば、戦って勝つのは自由ですけど、経験値は別に得られないモンスターなのが睡魔です。
自分が原因で出現した、経験値を得られないモンスターと戦って勝つことに何の意味があるでしょうか。使い方が間違っているかもしれませんが、自作自演というやつです。
そこで結論に行きつきます。
睡魔と戦うのはやめましょう。睡魔の影を見たらすぐ逃げましょう。
平和が一番です。
ていうか自分で睡魔を生み出すのやめましょう。
かの有名な思想家である孫子も言っていますね。
「是の故に、百戦百勝は、善の善なる者に非るなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり。」
つまり、百回戦って、百回勝ったとしても、それは最善の策ではなくて、戦わないで相手を屈服させるのが最善の策ということです。
ということは、眠気と戦って耐えるのは最善の策ではありません。
眠気に対して、眠気覚ましを使うのも最善の策ではないのです。
最善の策は、眠気をそもそも出さないようすることです。
勉強、会議、運転中の睡魔を避ける方法
具体的に睡魔を出さないようにする方法を紹介します。よくある睡魔を感じやすいシチュエーションで例を出します。
勉強中
- 時間を決めて集中して取り組む
- ずっと同じ内容の勉強をしない(こまめに内容を変える)
- 姿勢を良くする(背もたれを使わない)
- 人目があるところで勉強する。
- こまめに立つ(座りっぱなしでいない)
- 人に教えるつもりでインプットする
会議中
- 事前に会議の内容についてしっかり勉強しておく
- 常に発言する機会をうかがう
- 議事録の作成を行う
- ホワイトボードにメモを書く役になる
- 姿勢を良くする(背もたれを使わない)
運転中
- 好きな音楽をかけて歌いながら運転する
- 誰よりも安全運転を心がける
- 窓を開けて換気を良くする
- 同乗者と会話をする(ハンズフリーで電話をする)
これらの工夫を行うことで睡魔は出にくくなります。
このようにシチュエーション別に、睡魔と出会わないで済ませることができます。
また、3つのシチュエーションすべてに言えますが、眠くなりそうだと察知した際には、事前にトイレの個室等で、数分で良いので仮眠をとっておくのが非常に効果的です!
すぐに眠れない場合には目をつむるだけでも良しです。
これらは一例ですので、自分で試行錯誤して、効果的な方法をどんどん試していきましょう。自分にあった方法を使うのが一番です。
まとめ
睡魔に勝つのではなく、睡魔と戦うのをやめましょうという話をしてきました。
よくある眠気覚ましをそもそも使わずに済むに越したことはありません。
端的に言えば、睡魔を感じた瞬間に負けだと思ってよいと思います。
睡魔を感じたということは、それまでの行動もしくは睡魔を感じた時点での行動や思考が適切ではなかったということです。
毎日の生活は当然同じことの繰り返しではない部分がありますし、睡魔を感じるシチュエーションも日々違うかもしれません。
その場合には、自分が睡魔を感じたシチュエーションを記録しておくなり覚えておき、次は睡魔を感じないように準備、対策をしておきましょう。
勉強中や会議中など、睡魔を良く感じるシチュエーションについては、今回ご紹介した方法をぜひ使ってみてください。それでもうまくいかなければ違う方法を試せばよいので、試行錯誤しましょう。
先にお伝えしたとおり、睡魔の発生要因は多岐にわたるので、ご自分で何が原因が判断できない場合が多々あると思います。
その場合には、睡眠や眠気の専門家にぜひ相談しましょう。
風邪を引いたり、怪我をした場合には病院に行くと思いますが、
睡魔をよく感じる、睡魔に悩まされることは病気や怪我に匹敵するくらい、早く治した方がよいことだと思っています。
今睡魔を避ける方法を学ばなければ、一生同じシチュエーションで苦しみ続けるからです。
ミントを大量にとって、息を極限まで止めて、かと思えば深呼吸して、ツボをこれでもかと言うまで押し続けるより、睡魔を避ける方法をスマートに実行すれば、睡魔と戦うことなく、日々を気持ちよく過ごせます。
睡魔のことをここまで本気で考えている人はあまりいないと思います。
だからこそ、差がつきますので、すぐにでも取り掛かるのが吉です。
睡魔とはもうおさらばしたいという方は、ぜひ下のボタンを押してみてください。
私が睡魔に悩む回数が格段に減り、1日3時間睡眠のショートスリーパーにまでなることができたのは、こちらの講師の方のおかげです。