ショートスリーパー流の運動

【この記事を書いた人】中原 洋
1日2~3時間睡眠のショートスリーパーで、陸上100m 10秒台(追い風参考記録)。
東京大学工学部を卒業後、生命保険会社に勤務。仕事と趣味、勉強を両立する手段として、睡眠時間を短くする方法を学び、堀大輔氏の著書「睡眠の常識はウソだらけ」の執筆にもたずさわる。

筆者が受講したショートスリーパーの講座(Nature sleep)はこちらです。

3時間睡眠のショートスリーパーが創出した時間で行っている行動の中で、最も大切なものが運動です。

ショートスリーパーになることで、時間がなくてサボりがちな運動にしっかり取り組めて、心身ともに充実させることができます。

ショートスリーパー流の、みなさんが思い描いているような運動とは、また一味違う楽しさや醍醐味をご紹介したいと思います。

 

時間が足りないとは言わせない

現代の社会人には、時間が足りないという人がたくさんいるようです。

時間が余り過ぎて、何をしていいか分からないという社会人を見つけるのは至難の業でしょう。

そんな時間がない社会人のやるべきこと、やりたいことリストの中で真っ先に犠牲となるのが“運動”ではないでしょうか。

日本の多くのサラリーマンを見れば、運動が足りていないことは一目瞭然ですね。

お腹に立派な脂肪を蓄えている人を見つけるのは簡単なことなのです。

多くの人は、「腹が減っては、戦は出来ぬ」と言わんばかりに、いっちょ前に「1日3食」「バランスのとれた食事」をとっているようですが、いったい何のための食事で、何のための栄養なのでしょうか。

お腹に蓄えた脂肪を減らさないための食事でしょうか。

恰幅の良さをアピールするための食事でしょうか。

成人病になるための食事でしょうか。

恩義がある日本の食品メーカーへのお返しでしょうか。

ということで、運動が足りていないというより、食事をとりすぎているとも言えますが、付き合いで食事をしたり飲み会をする機会が多い人もいるでしょうから、一概に責められるものでもありません。

そこで運動の必要性が生じるのですが、ついつい時間がなくて、運動ができないという“言い訳”はそこらじゅうで聞かれます。

「ジムには入会したけど、行けていない」という方も多いでしょう。

万が一のときに備えて生命保険に加入し、毎月掛け金を払っているかのごとく、ジムに会費という名の保険料を納めている方を探すことも、これまた簡単なことです。

ジムのビジネスモデルは、「ジムに入会したけど、通えていない人」がいて成り立つ場合が多いです。会員全員が毎日足しげくジムに通いしたら、パンクしてしまいますよね。

前置きはこれくらいにして、

時間がなくて運動ができていない方へ、私から一つ提案があります。

ショートスリーパーになりましょう。

ショートスリーパーになれば時間が手に入ります。7時間睡眠の人が3時間睡眠になれば、1日4時間も創出されます。はい、これで運動する時間が生まれましたね。

真夜中の時間帯が、勉強より運動に向いている理由

睡眠時間を短くして生みだす時間である以上、必然的に夜、特に真夜中の時間を使うことになります。

真夜中は家で勉強と相場が決まってそうなものですが、真夜中にすべき、おすすめの行動は勉強ではなく運動です。なぜ勉強ではないのか。

真夜中という時間帯と、勉強という行動について、それぞれ考えてみます。

真夜中は通常何をする時間でしょうか。

寝る時間ですよね。

かくいう私もショートスリーパーになるまでは真夜中は当然寝ていました。

ということは、今までの習慣から真夜中は眠くなります。

お昼12時近くになると、お腹が減ってくるのと同じ原理です。

さらに真夜中=寝るという常識は、そう簡単に頭から消えるものではありません。

あなた自身の習慣だけでなく、ヒトという動物が古来より生きてきた生活リズムを考えても、やはり夜は寝る時間です。

夜になるだけで人間は眠くなるようにできているのです。

次に、勉強という行動を考えます。

勉強をする際の姿勢はどうでしょう。椅子に座っていますね。そのまま突っ伏したり、背もたれに寄りかかったりして、寝ることは容易にできるのです。

座るという姿勢は実に眠りやすい姿勢ということです。

勉強の内容はどうでしょう。よほど刺激的で前から勉強したかった念願の内容でもない限り、大抵眠くなってしまいますよね。お勤めの会社から指定された、受験が必須の試験などで嫌々勉強しているような内容なら、尚のこと眠くなります。

そもそも勉強が得意でない人は、姿勢も相まって、勉強という行動だけで眠くなることも多いです。

以上から、夜、特に真夜中という特殊な時間帯において、勉強という眠くなりやすい行動をとるのは、自ら寝に行くようなものです。

真夜中の勉強は、ショートスリーパーの生活に慣れてから行うのがおすすめです。

もちろん真夜中の勉強でも工夫次第でいかようにも眠気を生じにくくすることは可能です。

たとえば、男性であれば、大ファンの女優やアイドル、女性であればお気に入りの俳優さん達に勉強を教えてもらうなんていう最高に素晴らしい状況であれば、いくら真夜中であろうと眠気は1ミリも生じないでしょう。

目の前に生き帰った徳川家康がいて、歴史の授業をしてくれたら寝ようとしたって寝られないでしょう。

極論ですが、このように真夜中であろうと刺激さえあれば、映画やドラマを見るかのように勉強をすることが刺激的に感じられれば、なにも問題はありません。

現実的には、家ではなく、24時間営業のファストフード店やレストランなどで勉強をするのが、眠気が生じにくくおすすめです。欲を言えば、座る席は、毎回変えて新鮮みがあった方が更に眠気が生じにくくなります。

しかしながら、一番のおすすめは、勉強は真夜中より起床後の早朝に行うことです。

少しでも眠い状態では、勉強した内容が頭に入ってこないと思いますので、太陽が出ている朝のすがすがしい時間帯で勉強をするのがベターです。

ということで、ぜひ真夜中には運動をしましょう。

真夜中に運動をするのが良い理由その①

こんな時間に運動!?と思われるかもしれませんが、真夜中の運動こそ最強なのです。

(太陽が出ている時間帯に運動をしたければぜひ休日を活用しましょう。)

みなさんも経験的に分かると思いますが、勉強とは違って、運動という身体を動かす動作は、眠気が生じにくいです。

真夜中という眠気が生じやすい時間帯と相性がとても良いことがわかりますね。

勉強と違う重要な点は、よほどプロのアスリートを目指す人でもない限り、少しくらい眠くても、運動のパフォーマンスには影響しないことです。

勉強の場合は眠気があると一気に習得効率が落ちてしまいますよね。

また、オフィスワーカーで日中デスクワークをしていて座りっぱなしという方は、血流が滞りがちな状態で、健康に良くありません。

真夜中の運動で血流の滞りを解消することが、どれほど身体に良いことか想像するだけでもワクワクしますね。

血流を良くした状態で寝ることは、いわゆる“質の良い睡眠”にもつながりますし、気持ちよく眠りにつくことができます。

終わり良ければ総て良しという言葉がありますが、1日を充実感たっぷりの運動で終えることは精神的にも非常に良いです。

真夜中の運動は、心身ともに良い状態にすることができるというわけです。

やらない手はないでしょう!

真夜中に運動をするのが良い理由その②

真夜中の運動が最強な理由のもう1つは、人が少ないことです。

運動の定番は、ジムですが、ジムに行く時間というのは、みな似通うもので、大抵ジムに行くと混んでいますよね。

せっかく重い腰を上げてジムに来たのに、ジョギングのマシーンは埋まっている上に、予約制で長時間の使用が出来ず、スクワットやベンチプレスの台は順番待ちという状況では、やる気がそがれますね。

ロッカールームが混んでいるのもストレスに感じる方がいるかもしれません。

鏡の前でポージングをしたくても、人が多くては恥ずかしいですね。

そこでお勧めするのが24時間営業のジムに入会して、真夜中~早朝の時間帯に通うことです。ご想像の通り、この時間帯には人がほぼいません。

終電から始発の時間帯は、自分一人のためにジムが存在すると言っても過言ではない状態になります。

心置きなく有酸素運動をすればよいですし、日中の時間帯には混雑しがちなフリーウェイトも思う存分できます。

どんなに辛くて苦しそうな顔をしても、力む時に声を出しても、鏡の前でポージングをしても恥ずかしがる必要はありません。

近くに24時間営業のジムなんてないという方も、車で通える範囲であればぜひ利用してほしいです。真夜中であればコインパーキングの料金は割安ですし、道も空いていてストレスなく通えるはずです。

真夜中に運動をするのが良い理由 おまけ

市民ランナーという言葉が一般的になりましたが、関連したキーワードである皇居ランはご存知でしょうか。

文字通り皇居の外周をジョギングのコースにすることですが、体験したことのある方なら分かる通り、皇居の外周は非常に混み合っているのです。

ランナーとしてのレベルが高い人から低い人まで混在しているうえに、普通の歩行者もいますから、端的に言えば、危ないわけです。

下記のHPに記載のように、留意すべきルールまであるくらいです。

https://jyslife.com/kokyo-ran-10rule.html/

ところがどっこい、真夜中に皇居ランをするならどうでしょう。上記HPに記載の10のルールのうち、人が多いことに起因するものは全て不要になります。

「左側走行を心がける」⇒人がいなくとも、特別な理由がなければ左側を走っておけば良いと思いますが、右側を走っても問題ないですね。人がいないわけですから。

「狭いところは一列で。追い抜きを避ける」⇒追い抜く人がいないので、このルールは不要ですね。

「できるだけ反時計回りで、逆走は控えます」⇒人がいないので、どっち回りに走ろうと自由でしょう。

「混雑時はタイムにこだわらず…」⇒もう皆まで言わなくても良いですね。真夜中は混雑してません。

他にもいろいろルールがありますが、大抵は真夜中には機能しないルールです。何と素晴らしいことでしょう。ただし、人が少ないというのは、危険な場合もありますので、安全面には気を付けてくださいね。

睡眠時間が短いと疲労が回復しない?

真夜中に運動をした方がいいのは分かったけど、睡眠時間が短いんじゃ疲労が回復しないのでは?と思われる方も多いでしょう。

確かにこの疑問を解決しないでは、なかなか真夜中に運動をする気にはなれないでしょうから、しっかり納得する必要がありますね。

運動のプロであるスポーツ選手の日常を想像してみましょう。

例えば、野球選手が試合をした後には、いったい何をしているでしょう。

まずは栄養補給ですね。試合の時間帯にもよるでしょうが、夜に試合があった場合には、試合後に晩ごはんを食べているはずです。そのあとは、家に帰って就寝という流れでしょう。

さて、この後が問題です。いったい何時間寝るのでしょうか。

ちなみに野球の先発投手は、5日や6日空けて次の試合に出ますので、その間に身体を回復させているわけです。

睡眠が仮に身体を回復させるものだとしたら、野球選手、特に先発した投手は試合後には出来るだけ寝た方が良いはずです。

トイレに行ったりするなどの最低限の行動は必要ですが、用事がないなら丸一日でも寝ていた方が良いはずです。

しかし、野球選手が一日中寝ているなんて聞いたことがありませんね。参考までに、メジャーリーグの有名な投手の、試合後の調整方法が書かれた記事を紹介します。

https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201008030003-spnavi

この記事をご覧になれば分かる通り、この投手は試合の翌日にひたすら寝ているわけでは全くなく、むしろ身体を動かしているのです。

考えてもみてください。

寝るという行為は、横たわった姿勢を長時間キープすることになります。同じ姿勢をキープし続けることがどれほど辛いことかは、立ち仕事をしている方やデスクワークをしている方ならお分かりでしょう。

寝ている姿勢であっても、同じ姿勢をキープすれば、特に床と接している部分は血流が悪くなります。

エコノミー症候群という言葉をご存知でしょうか。

飛行機の狭い座席に長時間座って血流が悪くなることが原因で、呼吸困難やときには死に至る病気です。

このような恐ろしい病気があるくらい、血流が悪くなることは身体に良くないのです。

肩コリを経験したことがある方は多いと思いますが、ここでいうコリとは、肩や首付近の血流が悪くなることで、筋肉が緊張している状態です。

血流が悪くなることの恐ろしさを分かって頂いたところで、睡眠の話に戻りましょう。

長時間横たわった姿勢をキープする睡眠という行動によって、本当に身体が回復すると思いますか?

血流が悪くなって、身体に悪影響を及ぼすことはあっても、身体に良い状態をもたらすことは考えづらいでしょう。

疲労回復に効くマッサージは、決して血流を悪くしていませんよね。同じ部分をずっと押し続けて、血流を止める施術など聞いたことがないですね。

マッサージとは筋肉をもみほぐすことで、血流を良くしているのです。お風呂にはいって湯船につかる行為も同様です。温泉が身体に良いのは、血流を良くしている以上、当然といえば当然なのです。

横たわった姿勢が気持ちよく、楽に感じるのは、日中は基本的に立ったり座ったりという姿勢がほとんどなので、横たわったときに脚や腰にかかる重力から解放されるからです。

つまり、睡眠をとって疲労がとれたと感じるのは、横たわった姿勢をとっていたからであって、睡眠をとっていたからではありません。

睡眠時間が短くても、積極的に血流を良くする行動、メジャーリーガーが行っていたような軽い運動、ストレッチなどを行えば疲労はとれやすくなります。

睡眠が身体の回復に効果があるとは必ずしも言えないことがお分かり頂けたでしょうか。

したがって、真夜中に運動を行って、そのあとの睡眠時間が短かろうと問題はないということです。安心して、真夜中に運動を行ってくださいね!

タバコが健康に良いと信じて…

睡眠は長時間同じ姿勢をキープすることで、身体に悪影響を及ぼすとお伝えしましたが、睡眠が身体に悪い理由は実は他にもたくさんあるのです。

7時間寝ている人なら、残りの人生の約3分の1を睡眠に費やすことになりますが、人生の大半を費やすにも関わらず、間違った知識を持ったままというのは悲し過ぎませんか?

正しい知識を持ったうえで、長時間寝ていたければ寝ればよいと思うのです。

タバコが身体に良いと信じて、十分なタバコの量を吸おうと努力している人を見て、あなたならどうしますか?

今の私は、そんなあなたと同じ気持ちでいます。

Nature sleep説明会では、睡眠についての正しい知識を学ぶことができ、すぐに普段の生活に取り入れられる内容もあります。

人生の3分の1を無駄にしないためにも、ぜひNature sleepに足を運んでみてください。絶対に後悔はさせません。

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